IT業界における女性の立ち位置

IT業界は、圧倒的な男性社会であり、プログラマの男性の占める割合は8割にもなります。だからと言って、IT業界が女性にとって働きにくい職場かといえば、そうとも限りません。確かに、残業が多い面は否めませんが、男性ばかりの職場だとあまり残業が多くならないように気を使ってくれたりもします。

それに分からないことを質問しても大抵の場合は優しく教えてくれるでしょうし、真面目に働いてさえいれば男性の上司にきつく怒られることも少ないはずです。
これは男性ばかりの職場での役得な面とも言えるものでしょう。
しかし、仕事自体は全くの実力世界なので、実績さえだせば男社会の中でも肩を並べて働くことが可能です。

また、プログラマ以上に男性ばかりの職業としては、ネットワークエンジニアが挙げられます。実に95%以上が男性という世界です。
これには理由があって、ネットワークの構築作業というのは夜間に行われることが多く、IT業界の中でも特に勤務時間が不規則だからです。
さらに、ネットトラブルがあると昼夜関係なく駆け付けないといけないという点も、男性に偏る原因になっています。

しかし、その一方で、この仕事に対する女性への期待は少なくありません。
というのも、ネットワークの仕事にはトラブルが付き物で、顧客とのコミュニケーションが大切であるのに技術畑の男性は、それが不得手な者が多いからです。
ゆえに、IT業界を目指す女性には狙い目かもしれません。